活性酸素が目の病気の原因になる?

生活習慣病といわれているガンや心臓病、動脈硬化、糖尿病、痴呆症などのほとんどに活性酸素が関係していることは知っている人も多いと思います。それだけでなく、目の病気についても、この活性酸素が関係しているのです。

活性酸素は、私たちが生きていくために必要不可欠な酸素が体内で代謝の時に変身したもので、さまざまな老化現象を引き起こす原因となるものだと考えられています。老化というのは活性酸素の働きで細胞が少しずつ壊され、次第に生体の機能が低下していく状態です。

活性酸素の発生源としては、紫外線や大気汚染といった自然環境のほか、喫煙、激しい運動、ストレスなども影響します。

体に有害な活性酸素

活性という言葉からは、私たちの体のために一生懸命活発に働いてくれる良いイメージですが、実はとても攻撃的で毒性の強い酸素なのです。

私たちは、酸素を吸い二酸化炭素を吐いて呼吸をしています。そして、私たちの体をつくっている細胞にはミトコンドリアという器官があって、体内に取り入れられた酸素を利用して生命活動に欠かせないエネルギーをつくっているのですが、その際に活性酸素も生まれてしまいます。活性酸素は人間の細胞を酸化させて健康な体内の環境を破壊し、いろいろな病気を起こす誘因となっています。

私たちの体の中の脂肪は、細胞膜を構成しているとても重要な成分なのですが、活性酸素によって酸化されると過酸化脂質という毒性の油分に変化します。この過酸化脂質はフリーラジカルという不安定な分子で他の分子と反応しやすく、周りの脂質を仲間に変えてしまいます。

この活性酸素が、目の病気においても原因となっています。白内障は水晶体のヒアルロン酸が酸化することで起こるのですが、その酸化を促進するのが活性酸素です。黄斑変性症は、網膜で大きな役割を果たしている黄斑部が活性酸素により傷つけられることで発症します。
残念ながら、繊細な細胞に対しての酸化による損傷は、私たちの体の中で継続的に形成されていて、目の健康にとっても障害となっているのです。

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