緑黄色野菜に豊富に含まれているルテイン

ルテインはカロテノイドの一種

自然界の植物には、その体内に色素成分を含んでいて、オレンジ色や黄色、赤や紫といったとても鮮やかな色を持っているものがあります。このように天然に存在する色素のことを総称してカロテノイド(カロチノイド)といいます。

色が濃く鮮やかな緑黄色野菜や果物をたくさん食べると病気にかかりにくい、と昔からいわれていますが、その理由のひとつに、このような食物に含まれる成分『カロテノイド』にあることが知られています。

集団に頻繁に発生する病気の原因を生活習慣との関係から調べる疫学調査において、緑黄色野菜や果物の消費が多い地域ほど、ガンや心臓病にかかることが少ないことが明らかになっているそうです。
世界でもガン患者が少ないという、タヒチやフィジーの南太平洋諸島に暮らす人々は、日常的に野菜や果物をとても多く摂取しているといいます。ハイビスカスやアマランサスなどの葉には、ルテインやβ-カロテンなどカロテノイドが豊富に含まれているのです。

これまでの研究で、カロテノイドが、病気が発生するのに深く関係している活性酸素を消去する働きがあり、生活習慣病を予防するのに有効なことがわかっています。

カロテノイドは、炭素と水素だけで構成され構造に酸素を含まないカロテン類と、酸素を含むキサントフィル類のふたつに大きく分けられます。
カロテン類でよく知られているものには、カボチャやニンジン、ホウレンソウなどに多く含まれているβ-カロテンや、トマトに多く含まれているリコピンがあり、もう一方のキサントフィル類には、ここで取り上げるルテインや、ゼアキサンチンがあります。

ルテインは黄色の色素で、緑黄色野菜や果物のほか人間の体にも含まれています。特に目の組織(黄斑部や水晶体)に多く含まれます。
目の機能を強化したり、目の病気を予防するのに役立つということで注目される成分ですが、とても強力な抗酸化作用があって、ガンの抑制などについても有効であることが、近年の研究でわかっています。

目の病気のなかでは、特に黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)の予防や改善に対し関心が高まっています。

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